格助詞―働きと種類

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格助詞とは
格助詞かくじょし体言または体言に準ずる語(活用語の連体形など)に付いて、その語が後の語に対してどのような関係にあるかを示す助詞
格助詞の用法
解説中の表「🔗格助詞の用法」を参照。
解説

格助詞とは

格助詞は、それが付く語が後の語に対してどのような関係になっているかを示す働きをする助詞です。
例として、次の二つの文を見てみましょう。
① 待つ。 (「女」が「待つ」の主体
② 待つ。 (「女」が「待つ」の対象
右の例で、最初の例文(①)では「待つ」という動作をしているのは「女」です。
しかし、次の例文(②)では、「女」は「待つ」という動作の対象(目的)になっています。
このような違いが生じるのは、格助詞の「が」には動作の主体を示す働きがあるのに対して、格助詞の「を」には動作の対象を示す働きがあることによります。
このように、語と語との意味関係(これを「」といいます)を示す働きをする助詞が格助詞です。
なお、格助詞は、体言(名詞)または体言に準ずる語(活用語の連体形)に付きます。
「体言に準ずる語」というのは、体言と同じように扱える語という意味であって、活用語の連体形がこれに当たります。
体言に準ずる語を訳すときには、体言(名詞)を補います。
(例)竹の中におはするにて知りぬ。(竹取)
竹の中にいらっしゃることによってわかった。
格助詞に分類されるのは、次のような語です。
が・の・を・に・へ・と・から・より・にて・して

格助詞の用法

個々の格助詞には、いくつかの用法があります。
次の表は、格助詞の用法をまとめて示したものです。
〔表〕格助詞の用法
格助詞用法
連体格〈~の〉
主格〈~が〉
同格〈~で・~であって〉
体言の代用〈~のもの〉
連体格〈~の〉
主格〈~が〉
同格〈~で・~であって〉
体言の代用〈~のもの〉
比喩ひゆ〈~のように〉
対象〈~を〉
通過点〈~を通って〉
起点〈~から〉
場所・時間〈~に〉
帰着点〈~に〉
動作の対象〈~に〉
使役・受身の相手〈~に〉
目的〈~しに〉
原因・理由〈~のために・~によって〉
変化の結果〈~に・~と〉
比較の基準〈~に比べて〉
尊敬する主語〈~におかれては〉
方向〈~へ〉
帰着点〈~へ〉
共同の相手〈~と一緒に〉
引用〈~と〉
変化の結果〈~と〉
比較の基準〈~と比べて〉
比喩〈~のように〉
より起点〈~から〉
通過点〈~を通って〉
手段・方法〈~で・~によって〉
比較の基準〈~より〉
即時〈~するやいなや〉
から起点〈~から〉
通過点〈~を通って〉
手段・方法〈~で・~によって〉
原因・理由〈~によって〉
にて場所・時間〈~で〉
手段・材料〈~で〉
原因・理由〈~によって〉
資格〈~として〉
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