「ず」
要点確認
「ず」の意味
打消〈~ない〉
(例)京には見えぬ鳥なれば、みな人見知らず。〈都では目かけない鳥なので、誰も知らない。〉
「ず」の活用
・「ず」の活用……特殊型
| 基本形 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ず | (ず) | ず | ず | ぬ | ね | |
| ざら | ざり | ざる | ざれ | ざれ |
「ず」の接続
・「ず」の接続……未然形接続
解説
「ず」の意味
「ず」は、打消の助動詞です。
打消は、そうでないと言うこと(否定)を意味し、〈~ない〉と訳します。
京には見えぬ鳥なれば、みな人見知らず。(伊勢)
〈都では目かけない鳥なので、誰も知らない。〉
「ず」の活用
「ず」は、特殊な活用のしかたをします(特殊型)。そのまま覚えましょう。
〔表〕「ず」の活用表
| 基本形 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ず | (ず) | ず | ず | ぬ | ね | |
| ざら | ざり | ざる | ざれ | ざれ |
右で見たように、「ず」の活用には左右二つの系列があり、左の系列(補助活用)はすぐ後に助動詞が付く場合に用いられます(断定の「なり」を除く)。
「ず」の活用は、正確には、ナ行の系列と「ず」の系列、ラ変で活用する系列の三つの系列からなります。
なお、ラ変の系列(補助活用)は、「ずあり」が変じてできたものです。
「ず」の接続
「ず」は、活用語の未然形に付きます。