■ 言葉の単位
・文……句点(。)までのひと続きの言葉。
・文節……文を自然な言葉としてできるだけ小さく区切ったもの。
・単語……言葉の最小の単位。
■ 文節相互の関係(文節の種類)
① 主語・述語の関係……「何が」(主語)と、「どうする・どんなだ・何だ・ある(ない)」(述語)との関係。
(例) 梅 咲きぬ 。<梅が咲いた。>
② 修飾・被修飾の関係……くわしく説明する文節(修飾語)と説明される文節(被修飾語)との関係。
(例) いと うつくしうて ゐたり。<たいへんかわいらしく座っていた。>
③ 接続・被接続の関係……接続助詞をふくむ文節(接続語)とそれを受ける文節との関係。
(例) 泣けども かひなし 。<なくけれども、どうにもならない。>
④ 並立の関係(対等の関係)……文節どうし(並立語)が意味上、対等に並んでいる関係。
(例) 清く 冷たき こと限りなし。<この上もなく清らかで冷たい。>
⑤ 独立の関係……ある文節(独立語)が他の文節から独立している関係。
(例) 少納言よ 、香炉峰の雪いかならむ。<少納言よ。香炉峰の雪はどんなであろう。>
⑥ 補助の関係……前の文節(被補助語)に後の文節(補助語)が補助的な意味を添える関係。
(例) いたく 泣き たまふ 。<ひどくお泣きになる。>
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楓 (土曜日, 17 6月 2023 11:40)
勉強になりました。⌓‿⌓
アイシャ (日曜日, 06 8月 2023 14:01)
わかりやすかったです!
勉強になります!!